皆さん、こんにちは。生活は一切、よくならず、労働環境もよくなっていない今日この頃です。格差拡大がどんどんひどくなっています。政府は有効求人倍率が上がったとかもっともらしい統計を持ち出して景気は良くなったといっていますが、実際はよくなっていません。一部の統計をもってして景気がよくなったとする政府の見解を信じる人はいないと思います。
政権政党による疑惑隠し、怪文書といっていた文書がきちんとした文書としてでてきて慌てて答弁を変えたり、ある議員の暴言、暴行や防衛大臣のありえない失言により自民党は都議会議員選挙で歴史的大敗になりました。いよいよ国民の怒りも頂点に達したということでしょう。
ところで生活保護は仕事をしたら受けられないのでしょうか。この点について解説していきます。
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仕事をしているからといって生活保護は打ち切られるものではありません
生活保護が打ち切られるのはどのようなときなのでしょうか。仕事がきまれば打ち切られるのか。そんなことはありません。生活保護が打ち切られるときというのは、原則として収入が最低生活費を上回ったときです。だから仕事で得た収入が最低生活費を上回なければ生活保護は継続されます。例えば一人の世帯で最低生活費が家賃を含めて12万円とします。この人の収入が手取りで10万円だとすれば、最低生活費を下回っているので生活保護は継続になります。また収入が13万円でもこの数字だけをみると最低生活費を上回っているようにみえますがこの場合でも生活保護費は打ち切りになりません。なぜでしょうか。
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仕事で得た収入などと最低生活費の比較には注意してください
先の例ですが手取りで13万円なら最低生活費が12万円ですから、一見すると収入が最低生活費を上回っているようにみえます。しかしこれは違います。生活保護費の働いて得た収入には控除というのがつきますので、この控除の分を差し引いた金額になります。例えば14万円が額面で手取りが13万円とします。そうしますと13万円から1万5千円を差し引きますので11万5千円になりますので最低生活費である12万円を下回ることになります。つまりこの場合は生活保護が継続になります。
ここは重要なところです。ですから働きながらでも生活保護は継続されます。もっとも市役所の担当者からあと5千円だからもう少し労働時間を増やすように増収指導を受ける可能性はあります。例えば就労日数が少なければ就労日数を増やすようにいわれる可能性があります。いずれにしても大切なことはこの生活保護の打ち切りに関わる収入と最低生活費の対比が肝心なところです。この計算が間違っていると大変なことになります。もし、就労収入で生活保護が打ち切りになる場合は、必ず最低生活費と収入との対比を確認してください。
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母子家庭さんの場合はどうなっているのでしょうか
例えば、12歳のお子さんが一人いる母子家庭を例にとります。家賃込みでだいたい最低生活費は20万円とします。母子家庭なので、児童手当が月額1万円、児童扶養手当が約4万円5千円が支給されます。例えば先程の例を使うとします。額面が14万円で、手取りが13万円とします。そうしますと、控除を入れれば11万5千円となります。
そうしますとこの世帯の収入は児童手当1万円と児童扶養手当4万5千円と就労収入が11万円5千円となります。合計しますと16万5千円となります。最低生活費の20万円に満たないので生活保護は継続になり差額が生活保護費として支給されます。このへんの計算がなかなか難しく働いて得た収入については必要経費の計算などおかしなときがありますのでこの点は本当に注意してください。なかなかわかりにくいところだと思いますが、もしご不安な点があればコメントをお願いいたします。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。生活保護は仕事をはじめたから打ち切られるものではないことに注意してください。よく仕事が決まると生活保護が打ち切られるとかあるいは若いと仕事が決まった時点で打ち切られるとか間違った話がよくありますのでくれぐれも注意してください。このような話は都市伝説みたいなものです。生活保護制度は複雑にできています。だから正確な知識と理解が欠かせません。政治のいい加減な混乱をみれば誰も救ってくれません。そのためには自分で正確な知識をみにつけることが必要です。どんな些細なことでも結構です。コメントをお待ちしております。一人で悩みをかかえず、このブログを利用しぜひコメントをお待ちしております。
ま3た動画も行っておりますので、ぜひ参考にしてください。よろしくお願いいたします。
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以前、子どもの自立に伴う金銭の借り入れで相談させて頂いたゆうこと申します。その節はお世話になりありがとうございました。交通費についてもアドバイスしてくださった通り請求しまして、通院を続けています。
以前お話ししたように、現在も清掃のアルバイトをしていますが、屋外での仕事で、体力の限界を感じています。
そこで転職を考えネットで求人に応募したところ、簡単な聞き取りだけで不採用となりました。
メールにて連絡を受けましたので、折り返し電話し、住所、氏名、現職と勤続年数、家族構成を伝えると、「生計はどのように立てているのか」について尋ねられたので、正直に生活保護と言いました。電話の応対に目立つ失敗はなかったと思います。
ですから、生活保護受給者として差別されたと感じています。
誰でもできる清掃の仕事ですし、履歴書の提出、面接もまだでしたから、それ以外に理由を見出すことができません。
このまま泣き寝入りですか。市役所の法律相談の先生に聞きに行って、何かメリットはありますか、教えてください。
コメントありがとうございます。相談の答えがお役にたちうれしいです。いつも自分の回答がみなさんのお役にたてたのか気になります。生活保護受給者ということで採用を拒否したのであれば問題です。ただなかなかそれを立証することは難しいです。法律相談をしてみるのはよいと思います。いい弁護士さんにあたればよい知恵をさずけてくれる可能性はあります。また具体的にコメントを下さい。またやってほしいブログや動画があれば教えて下さい。
返信ありがとうございました。
どうしても腑に落ちませんでしたので、応募した企業にメールで不採用の理由についてお尋ねしました。
理由は三つで、①52歳という年齢でフルタイムで働いていないこと、②現職であること、③持病があること、でした。
それと、企業側の都合として、欠勤の場合の代替要員を確保できないこと、という説明がありました。
ある程度の気遣いを示したくださったので、納得する為に、その企業のホームページを閲覧しましたが、学歴や職歴に柔軟性はありましたが、到底私に合う職場ではないという事が分かりました。
今の仕事は10年になりますが、その当時の就職事情と最近の状況は違ってきているのかもしれませんね。
それで、息子にも相談して、市役所のケースワーカーに職の斡旋をしてもらおうと考え、先週申し出をしました。
すると、役所からの斡旋はなるだけ無職の人にしているそうですが、転職の場合も出来るのか、上司と相談して連絡するとのことでした。今はその連絡待ちです。
それと、ネットの求人案内にも、企業の名前を出し、差別された感をメールで相談しましたが、そこはコメントできない事と、慰めの言葉と、次の機会に活かせる電話の応対や、面接で注意できる点などをアドバイスしていただきました。
今は、この一連のショックから立ち直り、また友人も職探しの手伝いをしてくれていますので、出来れば今月中に見つけたいと思っています。差別のあるなしについては、私が知ったところでプラスにはならないと息子がアドバイスしてくれたので、もう考えるのはやめました。
小川さんの動画、いくつか拝見いたしました。私は政治のことは分かりませんけど、小川さんが弱い人の立場に立ってくださっていることが良く分かります。
やって欲しい動画は、生活保護の人が死んだ場合の住居の整理や、葬儀にまつわる出費に関した情報をお願いします。
理由は、知り合いの方の親族の方が受給者で、その方が亡くなった時に遺品の整理や葬儀関係で、随分ご心配しておられたからです。
明日はどうなるか誰も分かりませんし、私も息子に迷惑を掛けたくありませんので、生きているうちに出来る事は何でもしておきたいと思っているからです。
よろしくお願いします。
役所の就職あっせんについて、進展がありましたら、またメールさせてください。ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
大変がんばってらっしゃるので素晴らしいです。
ぜひコメントにある動画をさせていただきたいと思います。また何かあればコメントをお願いします。
就職支援について進展がありましたので、報告いたします。
地区担当のケースワーカーから、就職支援担当の紹介を受け、受給者のための特別な就労支援を受けることになりました。
保護課の担当者も、職安の支援員も本当に親身になって話を聞いてくださっています。
一か月以内に再就職をしたいと伝え、今日求職票を記入し提出してまいりました。来週にも適職診断や細かなカウンセリングを行ってくださるそうです。
その面談の際に、要した交通費も保護費とまとめて支給してくださるそうなので良かったです。
小川さんのブログや動画を見ていなかったら、役所に就職相談をするという発想はなかったかもしれません。
職員の方も、努力を誉めてくださったり、私の限界を考慮してくださったり、懇切丁寧な扱いをしてくださるので、通院を続けながら自分に出来る仕事を出来る限り頑張ろうと思います。
就職が決まりましたら、またメールさせてください。
何故かというと、保護を受けながら自立への道を模索している方々のお役に立てるかもしれないからです。
生活保護について、正確な情報を与えてくださり、とても感謝しています。ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
よかったですね。また何かあればぜひご報告をお願いします。