生活保護の停止と廃止はどのように違うのか

生活保護 停止 廃止

皆さん、こんにちは。生活保護への風あたりは、ますます厳しくなっています。そもそも政府は、社会保障予算を何とか抑えようと躍起になっています。その中でも生活保護は確実に狙われています。防衛費は、例の安保法案の関係から増額になっています。外交がしっかりしていないため、軍事にたよるしかないのが現状です。ところで、生活保護をやめることを、俗に廃止といいますが、それとは、別に停止というものもあります。生活保護の停止と廃止の違いは、どこがちがうのか。

そこのところをしっかりみていきましょう。

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生活保護の停止と廃止はどのようなもので、違いはなんなのか?

生活保護 停止 廃止まず、生活保護の停止とは、なんなのでしょうか。まず、その世帯における臨時的な収入の増加、最低生活費の減少等により、一時的に生活保護を必要としなくなった場合であって、今後において、見込まれるその世帯の最低生活費及び収入の状況から判断して、おおむね6ヶ月以内に再び生活保護を必要とする状態になることが予想されるときです。なお、この場合には、今後において見込まれるその世帯の最低生活費及び収入に基づき、停止期間(原則として日を単位とする)をあらかじめ定めるものである。また、その世帯における定期的な収入の恒常的な増加、最低生活費の恒常的な減少等により、一応、生活保護を必要としなくなったと認められるが、その状態が、今後、継続することについて、なお、確実性を欠くため、いくらかの期間、その世帯の生活状況の経過を観察する必要性がある場合である。

それでは、生活保護を廃止する場合とは、どのような場合なのでしょうか。その世帯における定期的な収入の恒常的な増加、最低生活費の恒常的な減少等により、以後、特別な自由が生じないかぎり、生活保護を再開する必要がない場合である。また、その世帯における収入の臨時的な増加、最低生活費の臨時的な減少等により、以後、おおむね6ヶ月をこえて、生活保護を必要としない状態が継続すると認められるときである。

以上が一般的な停止と廃止のパターンです。一般的なものとしては、仕事が決まり、収入がはいり、その収入が、生活保護の最低生活費をかなり上回ったとします。その場合、その人が長く、仕事を続けるか、もしくは、きちんと最低生活費以上の収入を得られるか見究めるために、廃止ではなく、停止という措置をとります。廃止も停止も、どちらも、生活保護を受けていないことにかわりはないのですが、廃止してまうと、収入が減って、また、生活保護が必要になったとき、改めて申請が必要になります。しかし、停止のばあいは、すぐに再開始ができます。ここが、廃止と停止の一番の違いです。

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生活保護の停止になる場合と廃止になる場合の違いはどうなっているのか

生活保護が継続できなくなるパターンは、収入の増加だけに限らないところに注意してください。市役所の指導に従わないために、停止になる場合があります。例えば、病気らしいのに、仕事を探さず、訳の分からないことをしている生活保護受給者がいるとします。その場合、その生活保護受給者に対して、病院へ受診しなさいという命令をだすことができます。これを検診命令といいます。(病識のない精神疾患の人に多いです)この検診命令がでているのに、病院へ受診しないと、検診命令違反になります。その場合、生活保護が停止になります。停止処分を行った理由が解消しないかぎり、停止は、継続されます。他の場合でも、自動車の処分をするように指導しているのに、いつまでも処分しないと生活保護が停止になります。また、生活保護の基準となる家賃より高いところに住んでいるため、転居するように指導を受けているのに、いつまでも転居しないと、指導指示違反で、生活保護が停止になることがあります。

このように、お金のあるなしにかかわらず、市役所の指導に従わないために、生活保護が停止になることがあります。それでは、廃止になる場合では、どんな場合があるのでしょうか。

まず、親族が生活保護受給者を引き取って、面倒をみる場合は、すぐに廃止になるでしょう。また、年金を受給するようになり、その年金額が、最低生活費を上回っている場合は、廃止になると思われます。このへんは、当然といえば、当然でしょう。このへんは、廃止と停止の違いでしょう。

生活保護受給中に、貯めたお金が多額になった場合は、どうなるのでしょうか。いわゆるやりくりで、生じた預貯金がどう取り扱われるかということです。預貯金が生活保護費のやりくりによって、生じた預貯金の場合は、その預貯金の使用目的を市役所が生活保護受給者から聞き取りをして、その使用目的が生活保護の趣旨目的に反しないと認められる場合については、活用すべき資産にあたらないものとして、保有をみとめてよいことになっています。しかし、保有の認められない物品の購入など、使用目的が生活保護の趣旨目的に反すると認められる場合には、最低生活をしていくために活用すべき資産とみなし、状況に応じて、多額の場合は、生活保護の停止もしくは、廃止になります。

今までは、多額の預貯金が生活保護受給中にやりくりによって、ためたものであれば、ばれなかったのですが、今年から、資産申告書というものを市役所に提出することになり、その際に、通帳の写しをつけるようにいわれるため、ばれる可能性は、かなり高いです。だから、適当におろしておいて、タンス預金にしてしまうのがいいでしょう。一番いいのは、消費してしまうことです。ただ、実際には、かなりの期間、生活保護を受けていないと多額の預貯金などできないでしょう。

生活保護における停止と廃止の違いで気をつけることは?

生活保護における停止と廃止の違いは、基本的にはなんなのか。それは、廃止になってしまえば、もう、市役所の生活保護の部署とは、関係なくなります。しかし、停止の場合は、まだ、市役所の生活保護の部署との関係が続きます。仕事をしていれば、きちんと、給料明細などを収入申告しなくてはなりません。要は、停止のほうが面倒くさいということです。ただし、停止の場合は、生活保護が必要になった場合に、すぐに再開始ができます。廃止の場合は、また、一から書類をそろえて、生活保護の申請をしなくてはいけません。もちろん、最初のときと同じように調査が行われます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。生活保護における停止と廃止の違いについてお分かりいただけたでしょうか。いずれにしても、生活保護が停止になろうが、廃止になろうが、生活保護のサービスが受けられないことには変わりありません。

ただ、いろいろ手間の部分で、いくらか違いがあるので、注意してください。いずれにしましても、生活保護制度は、きちんとした知識を身につけるのと、身につけないのとでは、生活に大きな影響がでます。場合によっては、生命にもかかわります。ぜひ、何でもかまいません。なにか、疑問点などがありましたら、コメントをください。

もちろん、疑問点だけでなく、ご意見でも歓迎です。とにかく、生活保護制度は、複雑なので、知らないと損をするばかりです。どんどん、分からないことがあったら、コメントで、質問してください。遠慮は、まったくいりません。

まさに、聞くのは、いつか。今でしょ。だからといって、あわてることはありません。ただ、切迫している人は、表現がうまくなくてもかまいませんので、悩まずにコメントをください。

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生活保護が停止になる理由は、どのようなときか。

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皆さん、こんにちは。生活が困ってしまい、生活保護を受けている人にとって、もっとも、気になるのは、生活保護が停止になることでしょう。生活保護の停止とは、簡単にいってしまえば、一時的に生活保護が打ち切りになるという事です。もちろん、生活保護が停止になるには理由があります。

それでは、生活保護が停止になるときというのは、どんな理由があるときなのでしょうか。慎重にみていきましょう。

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生活保護が停止になる理由とは?

生活保護 停止 理由まず、生活保護が停止になるということは、生活保護を必要としている人からしたら、大変なことです。だから、当たり前ですが、生活保護が停止になるには、理由があります。一番多いのは、生活保護受給世帯の収入が最低生活費を上回る場合です。最低生活費とは、収入が0円のときにもらえる生活保護費のことです。そして、収入が最低生活費を上回れば、その人を保護する必要がなくなるので、生活保護が停止になります。いきなり、廃止にはなりません。なぜかといえば、とりあえず、停止にしてその世帯の生活の状況をみるためです。そのパターンで一番多いのが、働いて得た収入が、最低生活費を上回るパターンです。この場合は、収入が最低生活費を上回る状況が続くのか経過観察をするために、停止という措置をとります。生活保護を廃止にしてしまうと、例えば、仕事をやめてしまった場合に、また、いちから生活保護の申請をしなくてはいけないので、生活保護受給者にとって、余計な手続きの負担になります。しかし、生活保護の停止であれば、収入が最低生活費を下回った場合、すぐに、再開始ができます。これが、廃止と停止の違いです。

ただし、生活保護の停止の場合は、常に収入の申告を市役所にしなくてはなりません。中には、面倒くさがって、しなくなる人がいますが、そうなると、申告がないことを理由として、廃止にされてしまうケースもあります。まあ、実際のところ、仕事が忙しいと、なかなか市役所への申告ができなくなることは、あります。このへんは、面倒ですが、収入の申告は、生活保護の停止中は、するようにしてください。一番、生活保護が停止になる理由で多いのは、働いて得た収入が、生活保護の最低生活費を上回るパターンです。

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生活保護が停止になる様々な理由

他の生活保護が停止になる理由はなんでしょうか。例えば、遺産が入った場合です。遺産が入った場合、生活保護はどうなるのでしょうか。ここで、注意しちぇほしいのは、遺産が入った場合、どの時点から、支給された生活保護費が返還対象になるかということです。結論からいえば、被相続人の死亡日以降の生活保護費が返還対象になります。支給された生活保護費すべてが、返還対象になるわけでは、ないことに注意してください。よく、このへんの処理を市役所の職員によっては、不適切な処理をしてしまう傾向があります。簡単にいえば、間違って処理してしまうということです。これは、ものすごく、金額に影響を及ぼすので、注意してください。

そして、通常、生活保護の停止期間は、最長でも6ヶ月とされています。だから、毎月の最低生活費の6ヶ月以内の遺産を相続したのであれば、生活保護は廃止にならず、停止になります。ここも大事なので、注意してください。停止期間は、最長6ヶ月です。逆にいえば、6ヶ月は生活保護の停止でいけるわけです。廃止にならないわけです。

また、交通事故にあってしまい、慰謝料が入った場合は、どうでしょうか。これも注意してください。遺産と同じく、いつからの生活保護費が返還対象になるかということです。この場合は、どうなるのでしょうか。慰謝料が確定した時点、つまり、示談日以降に支給された生活保護費が対象になります。このへんについても、よく、市役所は不適切な処理を行ってしまう事があります。よく、間違えるパターンとしては、支給された生活保護費の全額を対象にしてしまうパターンです。これには、注意して下さい。あくまでも、交通事故の示談日以降の生活保護費が対象です。だから、返還して、余ったお金で、生活していくことになります。その時、生活保護が停止になります。この場合の停止理由も、まあまあ、あります。あまりに巨額な慰謝料が入った場合は、生活保護が廃止になることもあります。

ただ、このような場合は、生活保護が停止になろうと、廃止になろうと、お金がきちんとあるので、生活に問題はありません。しかし、生活に問題が出てしまう生活保護の停止理由もあります。どんな場合でしょうか。

生活保護が停止になる理由で生活に影響する場合とは

生活保護が停止になる理由で、生活に影響する場合とは、どんな場合でしょうか。今までは、収入が入ったために、生活保護が停止になったという場合でした。すべての生活保護の停止の理由が、お金があるためという理由なので、生活保護が停止になっても、生活には影響ありませんでした。しかし、注意してほしいのは、生活に影響してしまう生活保護の停止の理由があるのです。

それは、生活保護における市役所の指導に従わない場合です。これを指導指示違反といいます。典型的な例としては、仕事を探さないといけないのに、仕事をしたくないために、全くさがさないと、市役所から指導指示違反という事で文書によって、指導が入ります。そして、なぜ、指導を守らないのか、弁明の機会が与えられ、その弁明が妥当でない場合、生活保護が停止になります。これは、収入のあるなしは関係なく行われます。一番、危険なパターンです。仕事ができる状態で、仕事を探さないというのは、一番、市役所から狙われます。別に仕事を決めなくてもいいのです。仕事を探せばいいわけです。このことを稼働能力の活用といいます。ようするに、稼働能力の活用がされていないと、生活保護の停止理由となる恐れがあるのです。

あと、よくあるのは、生活保護受給者が所有している自動車を処分するようにいわれているのに、なかなか行わない場合です。この場合も、指導指示違反で、生活保護の停止理由になります。自動車もかなり、生活保護の場合、市役所に目をつけられやすい点です。このへんは、気をつけてください。もちろん、自動車を処分するのにお金がかかり、すぐには、できない場合は、生活保護の停止には、すぐには、なりませんが、いつまでも処分しないと、やはり、生活保護の停止理由になります。

こういった場合は、仕方がないのですが、中には、めちゃくちゃな理由で、生活保護を停止にしてしまう例もあります。最近は、だいぶ、そういうのは、なくなってきたと思われますが、例えば、親族が近くに引越してきたから、その援助で、なんとかなるだろうということで、生活保護を停止、もしくは、廃止にしてしまった例がありました。このような場合は、はっきりいって、生活保護の停止理由にはならないので、すぐに市役所に抗議するか、行政不服審査法上の審査請求をすべきでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。生活保護が停止になる理由がどんな場合かご理解いただけたでしょうか。生活保護の停止は、生活保護受給者にとって、とても重要で、生活にもろに影響してきます。だから、生活保護の停止になる場合は、きちんと理由を把握してください。

生活保護の停止になってしまった、あるいは、生活保護の停止理由について、他にどんなものがあるのか、疑問がある人は、ぜひ、コメントをお願いいたします。

また、友樹、小川、生活保護、で検索していただければ、生活保護の知識がさらに深まります。何かコメントがあれば、よろしくお願いいたします。

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