生活保護受給者はクレジットカードの審査をクリアして使用できるか。

生活保護 クレジットカード 審査

皆さん、こんにちは。日本経済の景気は良くなっているような風潮ですが、実際の暮らしはどうでしょうか。物価は上がり、特に生活必需品の値上がりが始まっています。昔、よくあった安売りも最近みかけませんね。生活が厳しく、クレジットカードで借金をしてしまい、お金に困り、生活保護を受ける人もいます。ところで、生活保護を受けている人は、クレジットカードの審査をとおり、使用できるのでしょうか。生活保護制度の趣旨とからめて見ていきます。

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生活保護でクレジットカードの審査をとおり使用する?

生活保護 クレジットカード 審査そもそも生活保護を受けている人がクレジットカードを作る事ができるのでしょうか。クレジットカードを新しく作る際に生活保護を受けている事をクレジットカード会社にいったら、まず審査は通らず、使用できないでしょう。それが現実です。一番いい方法は何でしょう。それは、生活保護を受ける前に作ったクレジットカードを生活保護を受けた事を黙ったままで使用する事です。クレジットカード会社は、生活保護の受給確認まではしません。でも、生活保護前にクレジットカードを作ってない場合はどうすればいいのでしょうか。

まず、生活保護を受けている事は言ってはいけません。ポイントは生活保護以外の収入があるかどうかです。それは、年金収入でも勤労収入でも大丈夫です。ただ、年収はそれなりの金額がないとクレジットカードの審査をとおるのは厳しいでしょう。最近は、消費者金融の法律が改正されたので、低所得者の人にとって、クレジットカードの審査がとおりにくくなり、使用が面倒になっています。当然、生活保護を受けている人は、もともと収入が少ないから受けているわけですから、クレジットカードの審査をとおるのは厳しく、使用はかなり困難といえます。ただ、生活保護以外の収入が一定以上あれば、クレジットカードの審査をとおり、使用できる事もあります。年収が100万円から200万円、もっとあれば、クレジットカードの審査をとおり、使用できるでしょう。もちろん、生活保護を受けている事は黙っておくべきでしょう。

生活保護受給者がクレジットカードの審査を通った後の使用の注意点

生活保護を受けている人がクレジットカードの審査を通ったとして、どのような使用ができ、どのような使用に注意しなくてはならないのか。生活保護を受けている人は借金をする事ができません。また、逆に生活保護受給の開始時に借金があると自己破産の手続きをするように指導されます。自己破産をするには、弁護士が必要になります。 その場合、市役所は法テラスという組織の弁護士を使うように言われます。法テラスとは、低所得者の人が利用するための弁護士の組織です。弁護士費用も定額で、分割で支払いができ、通常、月額5,000円での返済になります。自己破産をすると、確実にクレジットカードは作れなくなります。借金については、生活保護申請時に資産申告書という書類を提出するのですが、その中に借金がいくらか書く欄があります。そこにサラ金などの借金を記載しますと、余程、定額でない限り、自己破産指導が入ります。そうなれば、クレジットカードの審査を通してましてや使用する事など不可能です。むしろ、自己破産をすると、闇金のチラシがたくさんポストに入ってきます。クレジットカードと違い、無審査で借りられますなどと甘い言葉がチラシに書かれています。実際に借りる事はできますが、金利ははんぱなく高くて、最終的には返せなくなり、夜逃げするしかなくなるでしょう。現にそういう人もいます。そもそも闇金業者は違法ですから、取立ても違法な方法で行います。身に危険が及ぶ可能性は高いでしょう。

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それでは、クレジットカードの審査を通った場合、どんな事に使用できるのでしょうか。まず、借金はできません。仮に借金をしたとします。そうすると、その借金をしたお金は、収入とみなされます。収入とみなされるとどうなるのでしょうか。生活保護を受けている場合、収入があるとその分、生活保護費から差し引かれます。(これを収入認定といいます) つまり、借金をするとその分、後で生活保護費から収入として差し引かれてしまうため、損をしてしまう事になります。黙っていると、不正受給になります。

それでは、どんな時、クレジットカードが使えるのでしょうか。例えば、クレジットカードによる買い物の自動引き落としは、特に市役所は問題視しないでしょう。しかし、買い物で分割払いにするとそれは借金とみなされる可能性があります。いずれにしても、生活保護を受けている人は借金ができないので、クレジットカードの使用範囲はかなり限定されます。ただ、実際には、市役所に黙って、借金をしている人は多いようです。一時的に大きな買い物が必要になったり、葬式のような法事で急にお金が必要になったりする事もあります。また、結構、生活保護を受けながら、酒をかなり飲んでいる人もいます。アルコール依存症が原因で生活保護を受けている人もかなりいます。そういった人が生活保護を受けて急に酒を断つ事などできるわけがありません。一応、そういう人にはアルコール依存症を治す病院へ通院するようにさせて、断酒会のような会合にも参加させるようにしていますが、そう簡単に治る病気ではありません。

そういった人は当然、収入もないので、クレジットカードの審査など通ることなど不可能で、もちろん使用もえきません。そのため、非合法の金融機関に頼る事になります。非合法の金融機関であれば、皮肉にも市役所の調査にひっかかりません。 そういうところで、少しずつかりながら、また、少しづつ返しながら、酒を飲んだり、ギャンブルをしたりしているようです。ある都市には生活保護受給者御用達のギャンブル場もあるようです。そして、お金がない時は貸し、返済は、生活保護費の支給日に行っているようです。生活保護を受けているとクレジットカードの審査はとおりませんが、こういうギャンブル場では、逆に生活保護を受けていると貸してくれます。生活保護受給者の場合、かたぎのクレジットカードの審査はとおりませんが、非合法なクレジットカード(クレジットカードといってよいのかわかりませんが)の審査は生活保護だとうまくいってしまうのです。つまり、低所得者相手の場合、下手な派遣会社のような不安定な仕事をしている人よりも毎月、安定的にお金が入る生活保護費のほうが信用があると判断されるという事です。

生活保護受給者の場合、クレジットカードの審査以前に使用は危険?

生活保護受給者の場合、クレジットカードの審査が仮にとおり、使用したとしても、今までであれば、市役所にばれなかったかもしれませんが、これからは厳しい可能性があります。なぜでしょうか。それは、いままでは、毎年、1回、収入申告書の提出のみ義務づけられていました。収入申告書とは、文字通り、収入がどのくらいあるかを申告するもので、収入がない人は収入がないという申告をする必要があります。それが、これからは、資産申告書という書類も毎年提出する動きがあります。これは、会計検査院に指摘されたためです。しかも、預金通帳の写しも提出させるとの事です。そうすると仮にクレジットカードで借金を返済しているのが通帳の引き落としで記録が分かってしまいます。クレジットカードの審査を通して使用する事よりも、生活保護制度で支給されるものを確実に活用した方がはるかに安全でお得です。生活保護制度は手厚いので、知れば知るほどこんなお金も支給されるのかとおもわせるものもあります。がんばりましょう。

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